Item Number 3
北の夜空に輝くオリオン座の3つ星、それがオリオン食品の社名の由来。
1983年、3つの会社が手を組んで創業したオリオン食品の山わさび醤油漬は、ちょうどオリオン座の三ツ星のように、北海道の人たちにとってはすっかりお馴染みの故郷の景色のひとつとなっています。
--- もともとは北海道では自然に生息しており、山菜のように個人で採集して食卓に上っていた山わさび。
作物として、生息に適した土地で手間暇かけて育てることでその辛みや味わいに洗練が加わりました。
一日の寒暖差が大きく冷え込みがある土地が適しているという山わさびは、北海道でも十勝の広大な大地と青空の下に育ったものが辛みにも風味にも秀でています。
オリオン食品の山わさび醤油漬は主にこの十勝産のものを使用しています。
今からおよそ15年ほど前、オリオン食品が山わさび醤油漬の生産を始めた頃は、原料となる山わさびの栽培の量も限られており、収穫時期のみに生産も限られていました。
その後、栽培を行う農家さんも増え、作付面積も拡大していくにつれ、オリオン食品の山わさび醤油漬も生産量を増し、山わさび栽培と共に育ったオリオン食品の山わさび醤油漬は今や同社の主力食品のひとつとなりました。
収穫時期は秋、雪が降る前と、春の雪どけの時期。
この時期に収穫された山わさびは、鮮度を落とさないように土がついたまま冷蔵倉庫に運び込まれ、醤油漬けとなる日を待ちます。
心を込めて育てられ、大切に保存された山わさびは、20年以上のベテランもいるという熟練のスタッフの手造りによって醤油漬けに姿を変えてゆきますが、その工程の中でも2つだけ、機械が行う部分があるそうです。
ひとつは瓶詰後、キャップを締める工程。
そしてもうひとつは...なんと、すりおろし。
厳選された鮮烈な味わいの山わさびを、鮮度を落とさずに保管したとき、すりおろしたときに揮発する辛み成分の刺激は大変なものがあり、人手による作業は困難とのことです。
原料が優れているからならではのエピソードですね。
北海道民がスーパーで買い求め、その食卓に上る山わさび醤油漬のほとんどはオリオン食品のもので、派手さはないものの、時代や消費者の要望に合わせ、キャップの工夫など少しづつ進化を遂げてきています。
一時は需要に生産が追い付かない時期もありましたが、増産の努力が実を結び、安定供給もできるようになりました。
醤油漬け以外の味も、という要望に応える形で自社開発により生み出した「味噌漬け」や「なっと昆布醤油味」、白醤油をつかった「白造り」などのバリエーションも増えています。
炊きたてのごはんに載せて、というだけでも涎がわいてきそうですが、焼き魚や冷奴に添えても、いつものお料理がちょっとグレードアップ。
ざるそばに添えたり、変った例では冷製パスタやカレーに添えて頂いている方もいらっしゃるとか。
京野菜の「辛味大根」のレシピなども参考にして応用するのも楽しそうです。
大切に育てられ、大切に造られた山わさび醤油漬は、ツンと冴える清涼な辛さが命ですが、この辛味は揮発性があるため、開封後はお早めにお召し上がりください。
メーカーさんの推奨ではありませんが、開封後にすこし保存しておきたい場合は、冷凍すると辛味が飛ぶのを遅らせることができるそうですよ。
※写真は山わさび醤油漬けです。
※この商品は「山わさび醤油漬け」「山わさび味噌漬け」「山わさびなっと昆布と3種類ございますのでご注意ください。
Review Count | レビュー件数 | 0件 |
Review Average | レビュー平均 | 0(5点満点) |
Shop Name | ショップ | 北海道どさんこショップ |
Price | 商品価格 | 3,500円(税込み) |